ハンディターミナル入門

ハンディターミナルの基本機能

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第9回 ファイル入出力

 今回はファイル入出力のお話。メーカー毎にファイル管理は異なり、詳細を説明していくと眠たくなってしまうので要点だけをさぁっといきます。

まずファイル自体の持ち方ですが、パソコンと同じような感じで複数のファイルを保持することができ、追加、更新、削除、検索などのデータ操作が行えます。また、パソコンから受信したマスタファイルであろうが、収集データファイルであろうが、プログラムファイルであろうが、「ひとつのファイル」としてそれぞれが管理されています。

但し、機種やメーカーによっては作成できるファイル数が決まっていたり、マスタファイルは読み書きが制限されていたり、なかには「プログラムを消すと収集データも消える」という恐ろしい仕様のものもありますので注意してください。

ファイル入出力についてはオペレーションやインターフェイス仕様とも絡んできますので、このあたりは使用者というよりも、開発者が十分に理解しておかなければならないことです。「プログラムをバージョンアップしたら、一晩かけて棚卸したデータが消えた・・・なぜ?」なんて話にならないようにご注意を。想像するだけでも怖い話です。

このほかにもファイルに関する仕様というのは、メーカーや機種によってかなり異なります。ファイル数やファイルの容量(機種によってはレコード数や項目数)の制限、更新や削除の単位および可否、検索の方法や速度など。

更に確認しておかなければならない最も重要なことは、電池切れになったときにプログラムや収集データファイルが消えてしまう機種があるということです。最近の機種は副電池を搭載し、更にフラッシュROMが採用されているので、電源の切り方さえ間違えなければ問題は回避できます。但し、機種によっては特殊な電源の切り方が必要な場合もあります。また、プログラムや収集データを間違えてRAM側に格納しないように注意する必要があります。開発者はこのあたりも十分認識にして、作業者へのオペレーション指導を行う必要があるでしょう。

さて、ファイルには容量的な問題も絡みます。最近では大容量のメモリをつんだ機種が多く、一件あたりのサイズにもよりますが数万件〜数十万件というマスタファイルを利用することなどが実現できるようになっています。これくらいの件数であれば、特殊な業界を除いては全ての商品を網羅できるレベルではないでしょうか。 大容量のマスタファイルで運用することにはひとつ問題がありますが、これはファイル送受信の問題ですので次回に解説したいと思います。


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