今回はキーを使った操作や数字や文字入力のお話です。
ハンディターミナルには、数量などの情報を手入力するためのテンキーがついています。入力に使用するキーは[0]〜[9]までの数字キーと小数点入力に使用する[.](ピリオド)、数字や英字を切り替える[SF](シフト)、入力文字をクリアーする[C](クリアー)や[BS](バックスペース)、入力確定用の[ENT](エンター)があります。
それ以外に、様々な機能を割り当てるファンクション([F1]〜)、バーコードなどを読み取る際に押下するトリガー、電源キーなどがあります。キーの呼び方はメーカーによって若干異なりますのでご注意を。
ほとんどの機種において、各テンキーに英字が3つずつ割り当てられ、携帯電話と同じようなオペレーションで英字入力することが出来ます。以前は電卓配列テンキーの機種(左上が[7])がほとんどでしたが、最近では携帯電話の復旧に伴い電話配列(左上が[1])のものが多くなってきました。
もともと簡単な操作でデータ収集するというのがハンディターミナルの役割ですから、英字入力を行う処理は一般的ではありませんし、そのような操作を行わせることは出来るだけ避けたいところです。英字を含むバーコードが読み取れない場合の手入力対応ということで使用されることがほとんどです。
ただ、「日本語入力できないの?」ということは時々耳にすることがあります。通常の運用とは異なるイレギュラーなことが起こったときに、作業者に日本語でコメントを入力させたいというものです。
例えば収集データの中に「一度出庫したものが再入庫され、別の同じ商品が出庫された」といった履歴が残っていた場合、なぜ別の商品に変えたのか他の人にはわかりません(本人もすぐに忘れてしまうかも)。しかしそのような場合に "外箱破損のため交換" などと簡単なコメントが残せれば・・・というような要望です。
ほとんどの場合は、ある程度いくつかの想定されるコメントを準備して、その中から選んでもらうという運用で逃げてもらったほうが良いと思いますが、「日本語入力」できる端末もあります。
(株)キーエンスの「BT-910」と「BT-950シリーズ」です。
実際には使ったことがないので詳細は説明できませんが、辞書を持っていて漢字変換も出来るということですので、前述したような運用にも十分対応できそうです。携帯電話に慣れた方には入力もそれほど負担でないかも知れませんし、キーの写真をみたところ「かな入力」にも対応しているようですからそれほど戸惑うこともなさそうです。
まあ、ごくわずかの日本語入力ならば良いですが、頻繁に入力の必要がある業務であれば、Windows CEタイプの端末を検討されたほうが良いかも知れませんね。
どちらにせよ複雑な操作に対する現場の反発が・・・出来るだけキー操作を少なくしたほうが運用がスムーズに進むでしょう。