ハンディターミナル入門

ハンディターミナルの基本機能

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第5回 読み取り(RFID/非接触ICカード)

 今回はRFIDや非接触ICカードのお話。
RFIDについては数年前からその性能が期待され、セミナーなどが頻繁に開催されていますが・・・なかなか普及しません。RFIDとかICタグとかRFタグなどいろいろな呼ばれ方をします。いわゆる非接触でデータの書き換えが可能なICチップを含むメディアで、カード型やラベル型、ボタン型のものなど様々な形状のものが存在します。とりあえずここでは総称して「RFID」と呼称します。

ちなみに「非接触ICカード」とは、大きさが統一されたカード型で「人」を識別するためのものであり、「RFID」は決まった形状や大きさはなく「物」を識別するためのものであると考えてください。それぞれで複数の規格がありますがここでは詳細は省略します。一定の記憶領域をもっており、非接触で読み書きが可能なメディアです。 ハンディターミナルはもともと「物」を管理する端末ですので、販売されているのは「RFID」用のハンディターミナルがほとんどです。

誰もがRFIDに期待する以下のようなこと・・・・
・店舗での棚卸作業
 [現状] 製品のバーコードを読み取り、数量の確認と入力の繰り返し、一体いつ終わるのか・・・(疲)
 [理想] ハンディターミナル持って店舗内を一回りすれば、あっという間に棚卸終了♪

・倉庫での入荷検品作業
 [現状] 開梱して全品読み取り・・・(疲)
 [理想] ハンディターミナルで梱包箱の周りをグルッと回せば検品終了♪

・スーパーでのレジ精算作業
 [現状] 買い物かごから出して全品読み取り・・・(疲)
 [理想] RFIDリーダーが設置された台に置けば精算終了♪

皆さんも、こんな事をRFIDに期待しているのはないかと思います。これまでの実証試験の結果、水分や金属が存在したり、角度が悪かったり、RFID同士が重なり合っていたりする場合に読み取りできない場合があるということが解っています。 複数のRFIDを一度で読み取れる(アンチコリジョン)ので、ひとつひとつの読み取り作業が無いというメリットはありますが、現時点では逆に「本当に全部読み取れているの?」という信頼性に問題があります。

ということで、前述したような理想イメージでは「使えない」ということになります。「今年はRFIDが来る!」と毎年言われています(今年も言われています)。理想に近づくように技術の進歩に期待はしたいですが、結局のところバーコードにしろRFIDにしろ、運用によって向き不向きがあるわけで、それらを理解しシステムとして構築していくべきでしょう。

「RFID」のことばかりになってしまいましたが、「非接触ICカード」用のハンディターミナルもあります。(株)デンソーウェーブの「BHT-8000DBIC」と「BHT-100BIC」という機種です。移動店舗(車内販売)などでの決済や、イベント会場などでの来場者認証向けということで、前述したようにいわゆる「人」を識別するための端末です。


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